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『桶川ストーカー殺人事件-遺言-』を読んで震えるべし

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桶川ストーカー殺人事件を読んでみよう

1999年に埼玉県のJR高崎線桶川駅で発生した女子大生刺殺事件。その事件の真相を解明したのが当時FOCUSの記者だった著者である。その当時の話を、事件との最初の関わりから真犯人発覚、そして結末までを克明に書かれた本である。警察より先んじて真相にたどり着くなんてのは探偵小説じみた話だけど、それにもとんでもない理由があって読み出したら止まらない。そして怒りに打ち震える。そんな一冊だ。

桶川ストーカー殺人事件が難事件になった最大の理由。それは警察の怠慢だった。それどころか警察は自らの怠慢が発覚しそうになると、今度は被害者を陥れようとした。そんな驚愕の事実が著者の清水潔の丹念な取材により発覚していく。

様々な苦心の末に埼玉県警と、桶川ストーカー殺人事件を扱った上尾署に処分が下るのだけど、警察ぐるみの怠慢だったはずが、下の人間ほど厳しい判決というやるせない結果に。

署員3名 – 懲戒免職
埼玉県警本部長 – 減給10%・1カ月
県警本部刑事部長 – 減給5%・1カ月
上尾署長 – 減給10%・2カ月
上尾署刑事生活安全担当次長 – 減給10%・4カ月
上尾署刑事生活安全担当次長 – 減給10%・1カ月

上尾署では、後に恐喝事件や放火事件などを起こしており、桶川ストーカー殺人事件に関わった人物もそちらの事件に何人も関わっていたりする。そして元刑事が2人も自殺している真っ黒な組織だったりする。

事件ものに目覚めてしまった!?

これまでは実録事件ものというと、それこそ古典的なトルーマン・カポーティの『冷血』くらいのもんだったけど、よく見れば日本でもこの手のシリーズはいろいろ出ていたのだ。手始めにやはりジャーナリストが報道の裏に隠された驚愕の事実を暴いた『でっちあげ』なんかが面白いと教わって読んでみた。寝る前に読んでしまったのが運の尽きでめっぽう面白くて一気読みである。次の日は眠い目をこすりながら起きるはめに。次は桶川ストーカー殺人事件の清水記者の北関東連続幼女誘拐殺人事件の本が良さそうである。

この手の本を読むコツとしてはWikipediaなんかで事件の概要を知らないこと。調べるなら読書後にしよう。ルポルタージュにこんなことを言うのは失礼かもしれないけれど、推理小説のオチを知ってから読むのはいささか興をそがれる。何もしらない立場から読んだほうがより迫真性を得られるというようなもんである。

今回は事件ものルポの話を中心に警察に対する不満

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