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鳥取の名店で鮮魚を試してみよう！
この日、僕は、鳥取駅からちょっと行ったところにある、話題の食堂に行くために、15年ぶりくらいに鳥取駅を訪れていた。超久しぶりに訪れた鳥取駅はずいぶんと都会化していたように思う。それとも僕の記憶があまりにも穴だらけなのか。もっと建物が無かった気がするし、駅舎も簡素だったように思うのだけど。ちなみに、最後に訪れた時は高速バスだった。今回もなぜか高速バス。鳥取には高速バスで来てしまいがちなのか。いや、たまたまだ。18きっぷだったらもっと楽に来れたのだけど時間的な問題だった。
駅前の大丸の壁に貼っていたポスターがとても気になった。鳥取大丸を略して鳥大丸というのか！？鳥大丸！！地元民は駅前の大丸を鳥大丸と呼んでいる！？なんだか精肉店みたいである。
さて、なんやかんやあって、すなラジオの鳥取のびん氏の車で、鳥取駅からちょっといったところの市場に到着。昼11時もまわっていたので、市場なんかはほとんど閉まっているのだけど、車はたくさん停めてあった。この市場のちかくに、その話題の食堂はあるらしい。市場の食堂というと朝早いのかと思ったけど、11時にオープンというから案外と普通である。そしてその食堂の名前は「おはよう堂」というらしい。特に朝早くもないけれども。昼前だけども。ぎりぎり「おはよう堂」という感じか。
市場のまわりをぐるりと見渡すもそのような店は見当たらない。中華そば屋なんかはあるんだけれども。本当にここなのかと心配になってくる。市場の食堂というからには、関係者にしかわからないような外観の店なのかもしれない。ほとんど看板も出してないような。そうだとしたらやっかいだ。
と思いきや、ちょっと道を曲がったところにも市場が続いていて、あっさり発見した。わかりやすすぎる看板！
メニューはいろいろあったけどとりあえずスタンダードそうなところで炙りシャケ定食にしてみた。1200円ちょっとで、炙りシャケという名前のルービックキューブくらいの切り身がゴロゴロ。これ、かなりデカイのである。しかし写真に撮るとデカく見えない不思議。ご飯もちょっとおおぶりの茶碗にのっしりとつまっている。僕にとっては少ないくらいだけど、普通にしたらちょっと多め。そして味噌汁もおでんの具かというくらいの大根がゴロゴロ。そしておまけの温玉。すごい。値段以上の価値があると思う。
それにしても大きく見えない。ここの店を紹介している他のネットの写真なんかを見ても同様である。それなのにみんな口々に「量が多い！」「食べきれない！」などと口コミしていてなかなかシュールなことになっている。なんで大きく見えないかわかった。レモンにあったのだ秘密は。このレモンと対比して人はサイズを比べてしまう。レモンがこれくらいだから、切り身もさぞかし常識的なおとなしいものなのだと。しかしまって欲しい。秘密を教えよう。
レモンもデカイのだ！かなりでかいこのレモンの輪切りは！
それでたぶん人間の目の錯覚で、どうしても切り身がデカく見えないのである。あと、器に余裕がありすぎるのも良くないのかも。しかし写真で伝わらない迫力というのもなかなか良いもんではないかと。
問題のお味のほうだけどシャケが新鮮なせいか臭みなどまったくなくてプリプリで弾けそうなところを上手く炙ってあってなだめすかしているという塩梅でとにかくウマイ。味噌汁の出汁も満点である。しかし量が多くて、かなりのっしりと盛ってくれたご飯が心もとない。ご飯が食べ放題ならもっと良かったんだけど、かといってそれやったらたぶんご飯三杯くらいはいってしまう。それすると朝から腹パンパンで動けない惨状を呈してしまうだろう。なんとも悩ましい定食である。
まあ、そんなことを考えつつも、シャケ中心に食べ続けて（ごはんを大切に守って）なんとか完食。超満足である。やはりごはんのお代わりとか無くてよかった。けっこうはちきれそうだ。
そしてこちらがシャケの塩焼き定食の方で、同じ値段だから、きっと量も同じなのだ。これを見てもらえればいかにシャケの量が多かったかおわかりだろうか。こちらにしても、レモンの輪切りが些かサイズの比率を狂わせているけれども、スーパー・スター・デストロイヤーがごとき切り身のデカさは多少は伝わったんではないだろうか。炙りシャケの方よりも。
ちなみに、ここの店は、刺身の定食が基本なんだけど、僕と鳥取のびん氏は、それぞれ炙りシャケと、塩焼きにしてしまっていた。が、店を出るときにつくづく刺身にしなくて良かったと思うのだった。もしあんなゴロゴロした生肉が皿に盛られていたら、最後の方はちょっと気持ち悪くなっちゃったかもしれないということだ。
いや、味は新鮮で、臭みとかも無いだろうし、いい魚を使ってくれてるのでお値打ちなんだろうけど、2人ともあんまり生魚が得意じゃないのかもしれない。とにかく生で食べたいって人は間違いなく刺身定食はオススメであろう。ほんとにウマイから。
僕は刺身で食べるなら、もうちょっと薄い方が良いと考える。つくづく、ワサビ醤油を食べたい人類なんだなと思う。
分厚い刺身が好きなのは本当に生肉好きの人だろう。
そして、炙りシャケは、ほとんどギリギリ、あの厚みでも許せる味だった。わさびが山盛りついてきたのも良かった。また行く機会があれば良いけれども。
夜は米子市に移動して、思いがけず珍しいお祭りに遭遇したりした！鳥取県はイイ！
今回はてっちゃぎがスターバックスを語るぞ？
side:B
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