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ジブリ以前からジブリを追いかける!?

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ジブリ以前からジブリを追いかける!?

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ジブリの高畑勲と宮崎駿を追いかける!?

ホルスの大冒険

高畑勲の監督デビュー作。高畑勲やら宮崎駿やら大塚康生やら、森康二、小田部羊一などの東映動画のアニメーターが精力を傾けて作った長編アニメーション。どれだけ精力を傾けたかというと頑張りすぎて予算もスケジュールも超過しまくって、上役を泣かしまくった。それでも予算もスケジュールも足りなくなって、一部のアクションシーンでは止め絵が延々と続くという、後のGAINAXがやっている手法がすでに採用されている。「動かしたかったけど動かせなかった」というアレである。まあ、とにかく、ジブリの原点みたいな作品である。

どうぶつ宝島

アイデア構成という妙な役職で宮崎駿が活躍しまくった長編アニメーションの名作。アクションシーンや構図なんかほとんど宮崎駿が考えたといわれるくらいハッスルしていた。森康二のキャラクターデザインのヒロインとか、完全に後の宮崎アニメのヒロインのソレである。影響がものすごい。古いアニメだけど超絶アニメーションですごい。今ではあまり知られていないアニメ映画だけど、これもジブリ映画の原点といっても良いと思われる。

パンダコパンダ

原案脚本を宮崎駿、監督(演出)を高畑勲がやるというスーパータッグによる中編アニメ。今では考えられない。作画監督も大塚康生と小田部羊一である。完全にトトロの原点だし、ジブリの原点でもある(またか!)。後にジブリを支えたアニメーターであり『耳をすませば』を監督して後継者と期待されながら亡くなってしまった近藤喜文がすでに動画で参加さいていたりする。これを見ずしてどうしようという贅沢な作品。

赤毛のアン

高畑勲のTVアニメとして有名な『赤毛のアン』も実は劇場版になっていた!第一話から数話をひたすらつなげただけというすごいものだけど、「ただただつなげたらつながってしまった」(高畑勲談)である。テレビアニメ版を50話とか見るのはかったるいかもしれないので劇場版で観るのも一興である。ただでさえ高畑勲の作品は少ないのだから。デコッパチなアンの可愛さと、マシュウの萌えキャラぶりが観どころか。

じゃりン子チエ

語り尽くしても語れない大阪アニメの金字塔である『じゃりン子チエ』の劇場版。劇場版が最初に作られて、好評だったらからTVシリーズが制作されたのである。劇場版の画はさすがにすさまじく良く出来ている。数ヶ月大阪ロケ取材をやった成果でもって、相当リアルに大阪の街が再現されていて驚愕する。これほどリアルに場末のホルモン居酒屋がアニメに出てくることなんて今後もう無いのでは。南海電車も正確である。それだけに劇場版の絵が使えない部分のTVシリーズの絵の落差はすさまじい。けど、それはまた別の話なので、とりにかく劇場版の『じゃりン子チエ』は一本の映画として観るべきであろう。吉本芸人による吹き替えも賛否あるけれど、最初にこれでやれと言われたときには高畑勲も頭がくらくらして倒れそうになったというが、さすが名演出家で耳の良さも天才的(絶対音感の持ち主)な高畑勲である。棒読みみたいな声を上手いこと合わせて逆に味わいにしてしまっている。慣れてくるとこの棒読み感じゃないと物足りないくらいだ。

セロ弾きのゴーシュ

高畑勲がインディーズみたいな真似までして作った長編アニメーション。宮沢賢治原作のアニメーションというと猫の『銀河鉄道の夜』が有名だけど、高畑勲が作った『セロ弾きのゴーシュ』はちっとも有名ではなかった!でもなんとなく見た人も多い……多くはないか……。

この後は『カリオストロの城』とか『風の谷のナウシカ』とかなのでもう説明は必要あるまい。もうこっからはみんな観ているはず。宮崎駿が元気になるとみんな観ている不思議。一気にメジャー感が増してくる。ただし最初は『カリオストロの城』も興行的にはふるわなかったが。

今週は三池崇史とロッキーとゴジラとジブリ!!

side:B
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