宮崎駿がジュゴンを守るために辺野古に参戦！？

calendar 2015年05月11日

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宮崎駿が本腰入れて辺野古に反対！

「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」

直筆の文章を寄せて宮崎駿が沖縄の辺野古基地の移設反対基金の代表の一人になった。

「沖縄の人たちがそういう覚悟をするなら、支援するしかないと思う」とまで言っている。

覚悟！？

県民が基地移設賛成の自民候補をことごとく選挙で落としたりした民意のことだろうか。ともかく宮崎駿は実際に動いた。

この問題の中でのいちばんの心配どころといえば、基地反対をアピールして知事に収まったはずのあの人の動きが極めてきな臭いこと。これについては温玉ブログでも何度か書いているのだけど。

反対運動のアリバイ作りをしてるようにしか見えないのだけどどうなんだろうか。

恒例「Twitterの反応」

今回のニュースで腹が立つのは、宮崎駿を平和ボケのお花畑とか老害とか罵ったり、ジブリのアニメは見ないとか言って調子にのっているアニメアイコンたちだったりする。彼らは今までのジブリアニメに含まれていた宮崎駿のクリエーターとしての主張についてどう思って観てたんだろうか。ジブリアニメのどこらへんを感心して観ていたんだろうかと首を傾げたくなる。田亀源五郎先生が「ゲイの人権を守れ！」って言ったら「幻滅しました！もう田亀漫画なんか読まない！」っていうくらい無理があると思うのだけど。

とりあえず、今回の件でジブリアニメが嫌いになったって人は、二度とアニメなんか観て欲しくない。そもそもジブリアニメなんかちらっとくらいしか観てなかったのかもしれない。だったら納得できる。そしてついでに、そんな奴らは、他のアニメも観ない方が良い。アニメ没収。「戦争反対」という単純な主張がわかないバカにアニメは禁止だ。

もちろん平和の実現というのは「米軍基地が出ていったらハイ平和！」なんて簡単なもんでもないし、かといって米軍基地があるから平和が保たれているなんてもんでも絶対にない。物事ってのは、そんな単純なことではないはずだ。何年も、場合によっては何世代も粘り強く求めていく姿勢と、目先の現実にめげずに理想を掲げる精神力が試されるのだ。そんなものは歴史を振り返ればいくらでもわかりそうなことだろうに。

他人に言われるままああだこうだと宮崎駿を批判している勢は、あまりにも世の中や物事を舐めて考えている。そして自分たちが社会から舐められているのが理解できない。なんかちょっと調べたり、偉い人に尋ねたら、正しい答えがポンっと出てくるものがと勘違いしてる。だから、宮崎駿が生半可な覚悟でこんなこと言っているわけじゃないっていう重要なことでも、まるで見えてこないのだろう。

そもそもだ。戦中生まれの宮崎駿が平和ボケなら、戦後ずっとしてから生まれた奴らは何なんだろうか。なんでそんなのが宮崎駿を平和ボケなどと言えるのか。

悲しい。

集団的自衛権だの原発だのに賛成しちゃっている勢は、漫画版の『風の谷のナウシカ』でも読んで反省して欲しい。あと水木しげるの『総員玉砕せよ！』も。

とりあえず、BS@もてもてラジ袋は、宮崎駿監督を支持します。アニメ作家としては高畑勲の方が凄いと思うけど。きっと高畑勲も辺野古には反対であろう。