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高岡駅のちゃんぽんを確かめにいく
北陸新幹線開通にともなって北陸本線が無くなることによって18きっぷで行きにくくなる富山県のJR高岡駅。（完全に行けなくなるわけではない）
その高岡駅にはちゃんぽんがあるらしい。18きっぷが使えるうちに行っておかねばと思って大阪から向かった。
高岡駅を目指していたはずなのに気がついたら石川県のJR西金沢駅に降りていた。乗り継ぎを間違ったのだ。仕方がないので時間を潰すことにする。こんなことでもなければ西金沢駅なんかで降りる機会は無いのだ。前向きにとらえることにする。
駅前には何も無いかと思われたが尾道ラーメンがあった。石川県で尾道ラーメン……こいつはやられた。西金沢駅すごいかもしれん。しかし今回はラーメンを食べている時間は無いのが残念。次回はあるのか？
近くにはとんでもなく凄味のある酒屋を発見。これだけで西金沢駅にきた元がとれた気がする。記念に何か買っていこう。
入り口もなかなか渋い。そして驚いたことに、懐かしのタバコの自動販売機が。これを見るのは25年ぶりくらいかもしれない。
うまく説明することが難しいけれど、窓口の枠が自動販売機になっているやつ。最近ではまったく見かけない。そしてこれも稼働してる雰囲気は無い。しかしこれってどういう意義があったのだろう。窓口まできたのなら窓口で買えよと思うが、おばちゃんが休憩にいっていても買えるということが。でもしれだったら普通の自販機でもよろしい。そんなわけで、このタイプは無くなったのだろうけど。
で、酒屋に入ろうとしたら、鍵がかかっている！？誰もいない！？まさか休憩！？あちゃ~。
仕方ないので自販機で地酒のワンカップを購入。日榮（山廃仕込み）だ。こんなのがワンカップとしてよく飲まれているのが北陸の魅力。でも白鶴まるもある。旅行者である僕らが、まるを買う理由は微塵もない。不味いし…。
高岡駅に到着
気を取り直してJRに乗りなおして高岡駅に到着。久しぶりの高岡駅周辺はかなり開発されていた。『まんが道』のイメージは微塵も残ってない。
『まんが道』っぽさは無いけど、ドラえもんはそこかしこにある。『まんが道』の舞台というより藤子F不二雄先生の故郷としての面を押し出している。『まんが道』は序盤だけだからしょうがないか。路面電車の万葉線もすっかり近代的になっている。
立派になった高岡駅のレストランエリアにそのちゃんぽんはある。ここでもドラえもんが出迎えだ。
高岡駅の駅そばともいえる「うどんそば今庄」という店がそれである。いちばん奥の方である。昔は地下かなんかに無かったかな。あんまり覚えていないけれど。
これが高岡駅が誇る今庄のちゃんぽんである。天ぷらちゃんぽん。
今庄におけるちゃんぽんとは、そばとうどんが半々に入ったもの（としかいえない。そばでもうどんでもあるのだから。）なのだ。
ありそうだけど意外と見かけない。目からうろこ。コロンブスの卵。立ち食いそばといえば、うどんかそばかどっちにしようか悩んで硬直化してしまう現象がよくみられるが、ここ今庄ではちゃんぽんがすべて解決だ。両方入っていたらどうなんだろうかと思ったけど、これがやっぱり嬉しい意外の何者もない。どっちも食べれるお得感。人々は、そばとうどんを、あんまり交互に食べたことは無いのではないのじゃないか。
天ぷらも関西風の木の葉タイプで満足である。もちろんきつねもあるし、かけちゃんぽんも可能である。僕は天ぷらうどんが好きなのでどうしたっていつも天ぷらだ。その次はきつねだ。
ちゃんぽんは最高だったが、これからなかなか高岡駅に行く機会も減ってしまうかもしれないのが残念。
今回は旅ラジオですがまた富山の話をします
side:B
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